iPhoneのバックアップ用に家族用のノートパソコンを中古で購入しました。
ワンオーナーですがほとんど使っていなかったようでとても程度が良いマシンです。
富士通の法人向けモデルのFMV-A574/KXという機種でIntelCeleron2950(2GHz)、メモリが2GB、HDDが320GBがベースモデルになっているWindows8.1(Windows7ダウングレード)モデルのようです。
Windwos7のままでは2020年の1月でサポート終了になってしまうので、すぐに使い物にならなくなってしまいます。
そこで、起動して確認してみたところWindows10がインストールされていました。
恐らく、Windows10のアップグレード期間にWindows10に上げてあったものだと思われます。また、メモリが2GBだと厳しいということなのか6GBに増設されていました。
ただ、CPUがCeleronでHDDということもありWindows10の起動速度が猛烈に遅いです。
このまま家族に引き渡すと申し訳ないのでHDDをSSDに換装してスピードアップを図ることにしました。
ノートパソコンではHDDの取り付けられている場所がカバーを外すだけで取り出せてしまう機種もありますが、この機種は残念ながら本体を分解しなければHDDの取り出しが出来ないようです。
今回は中古のノートパソコンをSSD化して快適に動作するようにしてみたいと思います。
Contents
FMV-A574/KXの分解方法
バッテリーを取り外す
まず、FMV-A574/KXを裏返してバッテリーを取り外します。
ネジを取り外す
バッテリーを取り外したらネジ17個を取り外します。
キーボード上部のカバーを外す
FMV-A574/KXを表替えしてキーボード上部のカバーを取り外します、爪で引っかかっているだけなので力を入れなくても外れます。
キーボード上部のカバー下のネジを外す
キーボード上部のカバーを外したら、その下にあるネジ2本を取り外します。
キーボード下のケーブルを取り外す
キーボードと本体の接続されているケーブルを取り外します。
キーボードを取り外す
キーボードが取り外せるようになったので取り外します。
キーボードの下にあったネジを取り外す
放熱用のアルミ板に取り付けられているネジを取り外します。
液晶ディスプレイを取り付けられているネジを取り外す
液晶ディスプレイを取り付けているネジ6本を取り外します。
HDDを取り外す
これでようやくHDDを取り外すことが出来るようになるのでHDDの固定用カバーを取り外してHDDを取り外します。
取り外したHDDです、WesternDigitalのBlueモデルの500GBでした。
このHDDをSSDにクローン換装しました。
今回は余っていたトランセンドのSSD、TS512GSSD370S(512GB)を利用することにしました。
今はSSDの価格がかなり安くなったので、上のトランセンドよりもこちらのSSDの方が現実的だと思います。
今回は手持ちのHDD/SSDクローン作成機器、センチュリーの裸族のお立ち台DJクローンプラスSATA 6G Ver.2を使用することにしました。
クローンコピー作成
クローンコピーを行う予定のHDDを取り外して、裸族のお立ち台DJクローンプラスにセットします。
ここで大切なのがソース側か、クローン側のどちらにSSDをセットするか間違えないようにしないといけないことです。
SSDのセット位置に注意しつつ電源を入れ、クローンコピーを行います。
この機種の場合はソースHDDが奥、コピーSSDが手前側でした。
クローンコピー自体は2時間弱で終了しました。
元に戻す
SSDをFMV-A574/KXに取り付けて、取り外した逆の方法で元に戻していきます。
取り外したネジを忘れないように取り付けていきます。
動作確認
ACアダプタを取り付けて電源スイッチを入れます。
Windows10が起動することを確認しました。
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まとめ
結構な手順でしたがなんとか無事に換装できました。
SSDに換装したところ、Windows10の起動速度がかなり速くなり体感的にも高速化できたことが実感できました。
2015年の機種ですがまだまだ頑張ってもらえそうな気がします。
これで家族に引き渡すことが出来、何とか面目が保てたような気がします。
特定の機種限定の記事なので需要があるか微妙なところですが、参考になる方がいらっしゃれば幸いです。